この記事では、「防犯カメラの種類とそれぞれの特徴」について解説していきます。
防犯カメラはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があるのをご存知でしょうか?防犯カメラを設置するには、これらの種類とそれぞれの特徴を把握し、用途に応じた防犯カメラを選ぶのが大切です。
本記事では、主な防犯カメラの種類とそれぞれの特徴を簡単に解説していきます。
- 防犯カメラの主な種類と特徴
- 防犯カメラの種類に応じた利用用途
- 防犯カメラの購入を始めて検討する
- 種類がありすぎて違いが分からない
- 防犯カメラの特徴を簡単に把握したい
防犯カメラは種類によって何が違うの?特徴は?
防犯カメラは種類によって、設置場所や使い方が変わります。
屋外に防犯カメラを設置するには、カメラや必要な配線、動画の記録装置など、関連部品を全て屋外用に用意する必要があります。
また記録した動画をカメラが設置してある場所から離れて見たい場合や、主に夜間の防犯対策として使用したい場合など、使い方に応じたカメラが必要になるのです。
防犯カメラは種類よって機能は変わります。
防犯カメラの値段は安いモノで数千円、高いモノなら20万円ほど。その違いが生まれるのは、これらの機能に差があるからです。
<防犯カメラの主な機能>
- 金額
- 動画の保存方法
- 設置場所(屋内/屋外)
- 設置方法(天井/壁面/平置き)
- 動体検知
- 夜間撮影
- Wi-Fi対応
- 撮影範囲
- パン・チルト
- 光学ズーム
- 内臓マイク
- 内臓スピーカー
- 動作保証温度
- POE対応
防犯カメラによって、これだけの種類があります。あまり馴染みのない言葉もあるかも知れませんが、これらは防犯カメラの取り扱い説明書には記載のある内容です。
また防犯カメラは形状によって、種類が別れています。もちろん種類が別れていれば、使用用途も変わってきます。
主な防犯カメラの形状は、ドーム型、ボックス型の2種類。きっと写真をみれば、どこかで見たと気付くはずです。
防犯カメラの種類①ドーム型
ドーム型は主に屋内で使用される防犯カメラです。
ビルやマンションの通路や、出入り口付近に設置されている場合が多く、もっとも身近な防犯カメラです。
ドーム型防犯カメラの特徴がこちら。
<ドーム型防犯カメラの特徴>
- 主に屋内で使用される
- 広範囲を撮影可能
- 設置場所は天井
- 小さいため圧迫感が少ない
ドーム型カメラには、簡易的な防塵防水機能がほとんど付いています。そのため出入り口の屋根下に設置されることも多いですが、主に屋内用として使用されます。
パン・チルト機能(ズームしたり、左右に視野を操作できる機能)が付いているため、広範囲の撮影が可能。
設置場所は天井になるため、カメラを取り付けるためには工事が必要になります。
見た目も小さいため、飲食店やテナントなどの室内でも利用されることが多い種類です。
一方で圧迫感がなく、防犯カメラから威嚇効果はあまり期待できません。
防犯カメラの種類②ボックス型(箱型)
ボックス型は主に屋外で使用される防犯カメラです。
商店街や企業、学校の屋外に使用されることも多く、防犯カメラと言われたらボックス型をイメージする人も多いはず。
ボックス型の防犯カメラの特徴はこちら。
<ボックス型防犯カメラの特徴>
- 主に屋外で使用される
- 天井や壁面に設置
- 夜間撮影機能あり
- 圧迫感があり防犯向き
ボックス型防防犯カメラは、埃などからカメラ本体を守るためボックスで覆い、雨などからカメラレンズを屋根で保護する防水機能なと、防塵防水効果を引き出すための形状になってきます。
そのため主な使用用途は、屋外での利用です。
天気予報などで、各地の防犯カメラの映像が流されることがありますが、強い雨風にも耐えるのが特徴。
天井の他に壁面やカメラポールへの設置もできるため、屋外のほとんどの場所へ設置が可能になります。
また中には赤外線を使った夜間撮影に対応したカメラも。
特徴的な防犯カメラの形状をしているため、侵入者を威嚇する効果もあり、防犯向きではのカメラです。一方、カメラに圧迫感があるため、室内への設置には向きません。
防犯カメラの種類③卓上型
卓上型の防犯カメラは、室内の利用に限ります。
最近は一般的な家庭でも、自宅に残したペットを外出先からも見守りたい方が導入されていますね。
また家庭だけではなく、飲食店やテナントのレジ周りに設置するなど、利用シーンが広がっています。
卓上型の防犯カメラの特徴がこちら。
<卓上型防犯カメラの特徴>
- 一般家庭や飲食店などの室内で多く利用
- 設置場所は室内の卓上のみ
- 工事不要で導入が簡単
- 導入費用が圧倒的に安い
卓上型の防犯カメラは、室内の利用を想定しているため、一切の防水機能がありません。そのため室内での利用に限られます。
しかしドーム型やボックス型の防犯カメラと違い、卓上型は設置方法が圧倒的に簡単。テーブルや棚の上に置けば設置が完了です。
工事がDIYにて可能なため、工事費が不要。そのため導入費用が他のカメラと比べ機器代金のみになります。
まとめ
防犯カメラの種類を大きく分けると、カメラの形状から以下の3つの種類に分かれます。
- ドーム型
- ボックス型
- 卓上型
ドーム型は屋内で使用され、広範囲を撮影できるのが特徴。
ボックス型は屋外で使用され、防塵防水対策が施され、夜間対応の機種もあります。
卓上型は室内の利用に限定されますが、DIYによる設置が可能で、導入費用が圧倒的に安い。
それぞれの種類ごとの特徴を把握して、最適な防犯カメラを選びましょう。