この記事では、光回線の工事について、実際の工事内容や掛かる時間、工事までに必要な期間やあらかじめ準備すべき内容について解説します
「光回線を申し込んだけど工事内容が分からない」
「光回線の工事までにあらかじめ準備すべきことは?」
光回線を申し込んでも、工事の内容が分からなければ少し不安ですよね?法人で使う光回線なら、当日に工事が無事終わるか心配な人も多いはず。
光回線の工事を簡単にいうと、電柱から光回線を引き、室内にひかり電話ルーターを設置する。
これが光回線の工事内容です。
戸建やマンションによって工事内容が変わります。実際に掛かる工事時間はだいたい2時間前後。
多少時間が掛かっているように思うかもしれませんが、電柱からの引き込みや、建物によって工事が大変なことも。
工事前ならマンションの管理会社への連絡や、Wi-Fiやルーター、ビジネスホン業者の手配を忘れずにやっておきましょう。
この記事では、光回線の工事について、細かくお伝えしていきます!
法人向け光回線|工事内容を徹底解説
光回線の大まかな工事内容は、光回線を電柱から建物内へ引き込み、電話機やパソコンの近くに光電話ルーターを設置するところまでです。
- 最寄りの電柱から建物まで光回線を引き寄せる
- 光回線を配管やダクト、壁の穴あけをして建物内へ引く
- 電話やパソコンの近くへひかり電話ルーターを設置する
ただし戸建とマンションでは、光回線の工事内容が変わってきます。
戸建タイプの工事内容
光回線を戸建へ引き込む場合、電柱から引き寄せた光回線をどうやって建物内へ引き込むかがポイントになります。
戸建の工事内容を先にまとめておきます。
【法人向け光回線】戸建の工事内容
- 最寄りの電柱から建物まで光回線を引き寄せる
- 光回線を配管やダクト、壁の穴あけをして建物内へ引く
- 電話やパソコンの近くへひかり電話ルーターを設置する
②の建物内へスムーズに引くことができれば、戸建の場合はマンションに比べて簡単に工事が可能です。
新しい建物なら、外から光回線や電話回線を引き込む配管が建物の建設時に作られています。
配管とは外から建物内へ引き込む際必要のある線を予測して、直径2cm~5cm程度のパイプを設置することです。
これにより、光回線や電話線はもちろん、電力線や優先放送が引き込めます。
しかし築数十年も経っている戸建の場合、おそらく外からケーブルを引き込む配管がありません。
どうしても配管の有無によって、外から引き込んだ光回線を建物内へ引き込むのに時間が掛かってしまう。
戸建の場合、工事前に配管があるかあらかじめ確認をしておきましょう。
マンションの工事内容
マンションの場合は戸建とは違い、最寄りの電柱から光回線をどうやって引き寄せるか、引き寄せた光回線を実際に使うフロアへどうやって持ち上げるかがポイントです。
マンションの工事内容をまとめておきます。
【法人向け光回線】マンションの工事内容
- 最寄りの電柱から引き寄せたり、地下から引き上げる
- 実際に使うフロアまで光回線を引き上げる
- フロアまで引き上げた光回線を部屋まで引く
- 電話やパソコンの近くへひかり電話ルーターを設置する
戸建よりもマンションの方が、光回線を引き込む距離が遠いため工事内容が複雑になって、時間が掛かることが多いです。
光回線を近くの電柱からマンションまで持っていく際、電柱から直接引き込む場合や、都内では地下から引き上げる場合があります。
この引き込みや引き上げに時間が掛かると大変。
- マンションの周りを建物で囲まれていて引き込めない
- どこから引き上げたらいいか分からない
また電柱から光回線を建物内へ通せても、今度は1階から実際に使うフロアまで引き上げる必要があります。
戸建と同じように配管があるかがポイント。
配管とは外から建物内へ引き込む際必要のある線を予測して、直径2cm~5cm程度のパイプを設置することです。
ただしマンションの場合、配管があっても他の線で既にいっぱい、長く使われていないので配管が詰まって先に進まないなどのトラブルが良くあります。
マンションの配管を使うには、大家さんや管理会社への連絡が必要になる場合も。
光回線の工事に使うボックスのカギが必要になる場合があるからです。
【具体例】鍵が必要になる場合
- 電柱から引き込んだ光回線をまとめるボックス
- 1階から各フロアへ引き上げた光回線を部屋までつなぐボックス
マンションによっては、鍵をかけていない場合もありますが、工事前には管理会社や大家さんへ連絡を忘れないようにしましょう。
工事ができる日程が先延ばしになります。
光回線の工事は2時間前後掛かる
光回線の工事は、2時間近く掛かる場合がほとんどです。お伝えしている項目度とに、作業時間の目安をお伝えしますね。
工事内容 | 作業時間(目安) |
①電柱から光回線の引き込み | 30分 |
②光回線を建物内への引き込尾み | 30分~60分 |
③設置したひかり電話ルーターの設定 | 30分 |
光回線の工事時間 | 90分~120分 |
もちろん、工事が大幅に短くなるような場合もあります。
- 以前に使った光回線コンセントが残っている
- マンションであらかじめ部屋に光回線が引かれている
工事が大幅に短い場合もありますが、あくまで例外と覚えておくといいかも知れません。
要確認!光回線工事までの事前準備
光回線の工事内容や所要時間をお伝えしましたが、意外に忘れがちな光回線工事の事前準備について、解説していきます。
事前の準備をしていないと、せっかく光回線の業者が来たのに工事ができないなんてことになってしまうので、忘れずに確認しておきましょう。
アパートやマンションの管理会社や大家さんへの連絡
既にお伝えしましたが、アパートやマンションの場合は必ず管理会社や大家さんへ連絡するようにしましょう。
「〇×に光回線の工事をするので、事前に連絡をしました」
伝えるのはたったこれだけでOK。相手はプロなので鍵の手配など必要なことがあれば、きっと教えてくれるはずです。
もし何も準備がいらなければこれで終わり。
事前に連絡を入れるだけで、工事当日を安心して迎えられるので忘れずにやっておきましょう。
マンションの工事内容や注意点は、こちらの記事でも解説しています。
Wi-Fiルーター設置やLAN配線業者の手配
法人の方が光回線の工事に忘れがちなのが、Wi-Fiルーターの設置やLAN配線の業者への連絡です。
お伝えしている通り、NTTの工事は室内へ光回線を引き込み、ひかり電話ルーターの設置まで。
Wi-Fiルーターを使えるようにしたり、必要な場所までLAN配線を伸ばしたりはしてくれません。
もちろん申し込み時に伝えて、NTTやau、softbackの工事業者が引き受けてくれれば問題なし。
ただ割高になったり、NTTやau、softbackなどの通信キャリア以外のWi-Fiは設置してくれないなどのデメリットも。
細かな設定は別の業者へ頼んだり、自分で設定して管理をするのがおすすめ。
通信キャリアでは、Wi-Fiとサポートがセットになったプランもあるため、こうしたサービスを利用するのが手っ取り早くて簡単です。
Wi-Fiの設置や設定まで、細かくサポートしてくれます。
ビジネスホンの業者手配も同日に
Wi-Fiの設置やLAN配線の業者と同じように、ビジネスホンを使っている場合も業者手配を忘れずにやりましょう。
特にビジネスホンは、取り付けた業者以外は工事をしてくれません。
なぜなら購入時に、機器と一緒に保守サポートがセットになっているから。
保守サポートの契約をしているのに、自分のメーカー以外が工事をして故障したら大変。NTTやau、softbackの工事業者も対応できない。
だから購入業者以外は工事ができません。
光回線を申し込む際に、ひかり電話の申し込みをしてないければ問題ありません。
ですが実際は、多くの法人でひかり電話を使っています。光回線の申し込みをする際は、必ずビジネスホン業者も手配しておきましょう。
法人向け光回線|工事までに必要な手順
光回線の工事は、申し込んだらすぐに工事へ来てくれるわけではありません。
きっと法人の方なら、こうした利用シーンで光回線を使いますよね?
- 新規開業のオフィスや店舗
- オフィスや店舗の移転
- 建設現場や仮設店舗などの臨時事務所
個人で使うなら、最悪間に合わなくても困るのは自分だけ。でも法人の場合はそうはいきません。
オフィスに光回線がなければ電話も使えない。
店舗に光回線がなければお客様に迷惑が掛かるし、信頼を失ってしまう。
そうならないために、まずは工事までどんな流れが必要なのか確認しておきましょう。
法人の場合も『戸建の事務所』『マンションの事務所』に分かれますよね?
工事内容な注意点は、以下の記事から確認してください!
法人向け光回線を申し込む
まずは光回線を申し込みます。申し込みには、使う光回線と申込先を決めるのが必要。
- NTT、au、softbackなどの光回線を選ぶ
- 通信キャリア、もしくは代理店へ申し込む
「え、通信キャリアへ直接申し込むのが当たり前じゃないの?」と思うかも知れません。
でも実は代理店へ申し込んだ方がメリットが多いんです。
- ネットから申し込めば折り返しの連絡を待つだけ
- 電話しても待たされることが少ない
- 法人向け光回線なら高額キャッシュバックがもらえる
代理店へ申し込んでも、契約はNTT、au、softbackなどの通信キャリア。通信キャリアへ直接申し込むのと同じです。
しかも電話は待たされることが少ないし、キャッシュバックももらえる。
せっかく申し込むなら、手間が掛からずにお金も返ってくる代理店へ申し込まない理由がありません。
申し込み先からの工事日連絡を待つ
申し込み手続きが終わったら、工事日が決まるのを待ちましょう。
通信キャリアへ直接申し込む場合、代理店へ申し込む場合で工事日が決まる流れが分かれます。
通信キャリアへ申し込み (NTT、au、softback) |
即日で工事日決定 |
---|---|
代理店へ申し込み | 2~3日後に工事日が確定 |
代理店へ申し込む場合、工事日が決まるのがちょっと遅いです。土日の申し込みは週明けの平日連絡となるため、スケジュールに余裕を持つのがおすすめ。
もし急いでいるなら、NTT、au、softbackなどの通信キャリアへ直接申し込むようにしましょう。
申し込みから工事までの期間は1週間~2ヶ月程度掛かる
申し込みから工事までの期間は、最短で2週間、最長で2ヵ月ほど掛かるのをあらかじめ意識しておきましょう。
- 光回線の工事は申し込みから最短で1週間
- 3月~4月の繁忙期は2ヶ月ほど掛かる場合も
光回線の工事は、進学や就職などの引っ越しを伴う時期が繁忙期です。
法人の場合はあまり関係ないかも知れません。ただし新規開業や店舗開設、移転がこの時期にかぶる場合は要注意。
特に3月末が年度末の法人は、予算の関係もあって繁忙期の3月末に移転をする場合もあります。
あらかじめ2ヵ月ほどスケジュールに余裕を持っておけば安心です。
まとめ
この記事では、光回線の工事について解説をしてきました。
- 光回線の工事は戸建とマンションで違う
- 工事時間は約2時間かかる
- 工事前にはマンションなら管理会社へ連絡、法人なら業者を手配
- 申し込みから工事当日まで最短なら1週間、繁忙期なら2ヵ月掛かる
光回線の工事と言っても、戸建やマンションの違いや、工事の時間など気にするべき内容が多かったではないでしょうか。
工事の流れを抑えて、申し込んだ工事日にしっかり終わらせるよに準備しておきましょう!