防犯カメラの機能を徹底比較!選び方と具体的な利用シーンを紹介

防犯カメラの機能を徹底比較!選び方と具体的な利用シーンを紹介

[box05 title=”記事のまとめ”]

  1. 防犯カメラは機能で決めない。目的にあわせて選ぶ
  2. 設置場所が決まったら、機能を選べば無駄がない
  3. 機能を比較するなら、基本的な10個の機能を比べる

[/box05]

防犯カメラには機能が種類がいっぱいあって、どうやって比べたらいいかわかりませんよね?

「防犯カメラの機能は何が必要なの?」

「防犯カメラの機能はぶっちゃけ何が違うの?」

防犯カメラの機能は、目的と設置場所が決まれば、自然と必要な機能も決まります。

防犯カメラを取り付ける目的が決まれば、必要な機能を選ぶことができます。

また設置場所によっても、必要な機能や不要な機能が変わります。

この記事では、防犯カメラの機能について、分かりやすく解説をしていきます。

この記事を読めば、防犯カメラの機能について分かり、さらに機能を比較して選べるようになります!

防犯カメラに必要な機能は?

目的に合わせて必要な機能を選ぶ

防犯カメラを選ぶなら、目的に合った機能を選ぶようにしましょう!

なぜならいらない機能があっても無駄だからです。

防犯カメラを選ぶなら、どんな機能を持っているか気になりますよね?

でも大切なのは、防犯カメラを付けようと思った目的を叶えられるかです。

防犯カメラをつける目的は、人によって違いますよね?

  • 玄関を通る人の確認したい
  • 駐車場でイタズラをする人を確かめたい
  • ベランダの洗濯物を確認したい

だからどんな機能があるかではなく、どんな機能があれば十分か?と必要な機能を確認しながら選ぶべきです。

防犯カメラは安くはないため、必要な機能に絞って出費を抑えましょう!

最低必要な防犯カメラの機能とは?

目的に合わせて防犯カメラの機能を選ぶと言っても、どんな機能があるか分からなければ選べませんよね?

まずは基本的な10個の機能を押さえましょう!

[box04 title=”防犯カメラの主な10個の機能“]

  1. 画素数
  2. 防塵・防水
  3. 動体検知・人感センサー
  4. 夜間撮影
  5. 撮影画角
  6. パン・チルト機能
  7. 動作保証温度
  8. 内臓マイク・スピーカー
  9. Wi-Fi対応
  10. PoE給電

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防水や防塵、動体検知など分かりやすい機能もありますね!

でもパン・チルトやPoEなど聞いたことはあるけど、よく分からない機能もあるはずです。

ここからはもう少し、詳しく解説をしていきますね!

代表的な防犯カメラの10機能

画素数

主な機能

画素数とは、撮影した映像の解像度です。

もう少し平たく言えば、映像がキレイか、アライかを分ける指標になります。

映像も画像も同じですが、画面には細かな点の集まりで写っているんです。

つまり、画素数が多いほど画面へ細かく映り、画質がキレイになります。

選び方

防犯カメラを選ぶなら、画素数が200万以上を選びましょう。

防犯カメラを取り付けても、画素数が低くて、映像がキレイに映らなければ意味がありません。

目安は比較安価で手に入る200万〜400万画像の防犯カメラを選ぶことです。

画素数 特徴
200万画素以下 画質が悪い
200画素万〜400画素万 映像がキレイに見えて、比較的安い
500万画素以上 キレイに見えるが、

高画質のカメラを選ぶ必要はありませんが、最低200万画素以上の画質を選びましょう。

防塵・防水

主な機能

防水・防塵機能は、屋外でも使えるよう雨や砂埃の侵入を防ぐ機能です。

[box04 title=”防水・防塵機能”]

  • 防塵機能・・・砂やホコリの侵入を防ぐ
  • 防水機能・・・水の侵入を防ぐ

[/box04]

防塵・防水機能の性能は、「IP規格」によって評価されています。

評価基準は防塵なら7段階、防水なら9段階に分かれています。

防塵・防水のIP規格

防塵のIP規格
IPコード表 製品外部からの近接および外来固形物の侵入に対する保護等級
0 無保護
1 直径 50mm 以上の大きさの外来固形物に対し保護されている。
大人の握り拳が危険個所へ接近しないように保護されている。
2 直径 12.5mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
大人の指での危険個所への接近に対して保護されている。
3 直径 2.5mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
工具での危険個所への接近に対して保護されている。
4 4 直径 1.0mm 以上の大きさの外来固形物に対して保護されている。
針金での危険個所への接近に保護されている。
5 防塵試験用粉塵(直径 75μm)が入ったとしても所定の動作および
安全性を損なわないように保護されている。
6 耐塵試験用粉塵(直径 75μm)が入らないように保護されている。
出典:日本品質保証機構
防水のIP規格
IPコード表 製品外部からの近接および外来固形物の侵入に対する保護等級
0 無保護。
1 製品上部から垂直に滴下する水に対して保護されている。
2 製品を 15 度傾けた状態で施品上部から垂直に滴下する水に対して 保護されている。
3 製品上部から両側に 60 度までの角度で噴霧された水に対して保護 されている。
4 製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対して保護されてい る。
5 製品に対するあらゆる方向からの噴流水(12.5ℓ/min)に対して保護 されている。
6 製品に対するあらゆる方向からの暴噴水(100ℓ/min)に対して保護 されている
7 水に浸しても影響がないように保護されている。 製品を水中で使用するもの。
8 潜水状態での使用に対して保護されている。7 より厳しい条件の中 で使用するもの(試験環境は協議により決定します)
出典:日本品質保証機構

IP規格は、次のように使われています。

[box04 title=”IP規格の見方“]

  • IP規格は、IP(防塵)(防水)のように使われます。
  • 例えばIP68なら、防塵が「6」、防水が「8」の最高性能になります。[/box04]

選び方

防犯カメラを屋外へ設置するなら、防塵・防水機能をIP66以上から選びましょう!

IP66は、砂やホコリが内部に入らず、台風が来ても耐えうる防水性能です。

屋外でも、屋根下なら防水性能はもっと落として問題ありません。

屋外へ防犯カメラを設置する方は、IP66を基準にし、設置場所にあわせて調整してみて下さい!

動体検知・人感センサー

主な機能

動体検知や人感センサーは、人やモノの動きに反応する機能です。

動体検知と人感センサーの違いを簡単にまとめておきますね。

機能 機能内容
動体検知 カメラが撮影する範囲の動きに反応する
人感センサー 人や動物の体温に反応する

どちらも撮影した映像に動きがあったことを教えてくれる機能です。

また動体検知や人感センサーは、映像を記録する保存容量を軽減するのに効果的な方法になります。

例えば駐車場で24時間映像を録画している場合、映像の要領はかなり大きくなりますよね?

もちろん、夜間の動きがほとんどない時間帯も記録しています。

動体検知や人感センサーに対応していれば、動きのない不要な動画を保存しないため、容量の削減に効果的です。

選び方

動体検知や人感センサーは、防犯カメラを屋外に設置するなら導入を検討しましょう。

保存容量の削減になるため、結果としてコスト削減につながる場合が多いです。

動体検知や人感センサーは、カメラ本体の機能の他に、レコーダーの機能として付いている場合もあります。

必ずカメラに付いている必要がある訳ではありません。

夜間撮影

主な機能

防犯カメラの多くは、夜間の撮影ができるようになっています。

ただし夜間の撮影ができると言っても、赤外線撮影をする場合や、LEDライトをカメラから灯して撮影する場合などがあります。

夜間撮影の種類 撮影方法の違い
赤外線撮影 赤外線は人の目では感じないため、撮影をしても気づかれにくい
LEDライトを使った撮影 LEDライトが光るため撮影していると気付かれやすい

選び方

多くの防犯カメラが夜間対応のため、それほど気にする必要はありません。

ただし防犯カメラを設置する場所が、近隣住民が近くにいる場合は夜間撮影の種類に注意が必要です。

LEDライトの光が周囲の方に迷惑になるかも知れません。

また完全な真っ暗闇を撮影するなら、赤外線撮影を選びましょう。

LEDライトでは、ライトが灯せる範囲が撮影範囲となります。そのため撮影範囲が極端に狭くなってしまいます。

撮影画角

主な機能

撮影画角は、カメラの撮影範囲を決める機能です。

一般的に撮影画角が広ければ、撮影範囲も広くなります。一方、撮影の画角が狭くなれば、撮影範囲は狭くなります。

撮影画角の違い
撮影画角 撮影範囲
広い 広い
狭い 狭い

選び方

1台のカメラで広範囲を撮影したければ、撮影画角の広いカメラを選びましょう。

また防犯カメラによっては、被写体までの距離を調整できる機能もあります。

これも撮影画角を調整しているためです。

被写体と撮影距離
  • 距離を短くする・・・画角を狭くする
  • 距離を長くする・・・画角を広くする

一般的な玄関や駐車場など、ある程度狭い範囲の撮影なら、それほど気にする必要はありません。

パン・チルト機能

主な機能

パン・チルト機能とは、防犯カメラを遠隔で上下左右に首振りさせる機能です。

左右に振ることを「パン」、上下に振ることを「チルト」と呼びます。

[box04 title=”パン・チルト機能“]

  • パン機能・・・左右の首振り
  • チルト機能・・上下のくびふり[/box04]

パン・チルト機能は、首振りの範囲を度数で表記されています。

またパン・チルト機能は、「ドーム型」の防犯カメラに搭載される機能です。

「ボックス型」の防犯カメラには、ほとんどついていないため注意してください。

防犯カメラの種類 パン・チルト機能
ドーム型 あり
ボックス型 なし

選び方

離れた場所から撮影映像を確認する方は、パン・チルト機能のある防犯カメラを選びましょう。

複数の店舗やマンションを一括管理される方は、いちいち現場へ行って様子を確認するわけにはいきませんよね?

そうした方は、パン・チルト機能が便利です。

防犯としての利用はもちろん、従業員や施設の状況確認にも効率的に使えます。

一方、防犯カメラの設置する場所の近くにいる場合は、直接調整すれば十分です。

動作保証温度

主な機能

防犯カメラには、動作保証が温度される温度があります。

一般的な防犯カメラなら、-10℃~40℃が動作保証の目安です。

選び方

寒冷地の方は、動作保証温度の下限に注意するようにしましょう。

特に0℃以下の氷点下になる地域では、動作保証温度に余裕を持って設置が必要です。

選ぶなら最低気温よりも-10℃~15℃の余裕を持って、選ぶのがおすすめです。

もし対象の防犯カメラがない場合は、防犯カメラに防音シートやヒーターをつけて対応する方法があります。

内臓マイク・スピーカー

主な機能

マイクやスピーカーが内蔵される防犯カメラのことです!

一般的な防犯カメラは、映像を録画するだけ。

でもマイクやスピーカー付きのカメラなら、離れた場所でも音声を聞いたり、カメラから話しかけたりできます。

いきなり防犯カメラから、「ここでのポイ捨ては禁止です!」なんて言われたら驚きますよね?

設置場所によっては、防犯対策として有効的に使える機能です。

選び方

マイクやスピーカー付きの防犯カメラは、怒鳴り声や奇声を上げるトラブルに遭遇された場合に効果的です。

映像に加えて音声が、トラブル解決に繋がる証拠人あります。

例えば次のような場合は、マイクがあることが効果的です。

  • 隣人トラブルで罵声を浴びせられる
  • 店舗に来るクレーマー
  • 工場で働く周囲を乱す

またスピーカーが付いていれば、マイクで録音した音に対し、声でリアクションを取ることもできます。

離れた工場の状況を確認して、指示を出したりアドバイスするには最適ですね!

Wi-Fi対応

主な機能

Wi-Fiに対応する防犯カメラなら、LANケーブルの接続が不要です。

防犯カメラの設置には、電源やLANの配線が必要になりますよ

もしカメラがWi-Fiに対応していれば、LANケーブルの配線工事は不要です。

防犯カメラを設置したい場所に対し、LANケーブルの接続口があるなんて珍しいですよね?

でも電源だけなら建物の外にも設置されているため、LANケーブルの配線がなければ、防犯カメラの設置工事がずっと簡単になります。

選び方

LANケーブルの配線が難しい場所なら、Wi-Fiに対応する防犯カメラを検討しましょう。

ただし、基本はLANケーブルの配線がおすすめです。

Wi-Fiは周りの電波にも影響されてしまい、安定した通信の維持し続けるのが難しい。

だからLANケーブルをメインにしつつ、配線が難しい場合にWi-Fi対応の防犯カメラを選ぶようにするのがおすすめです。

PoE給電対応

主な機能

PoEとは Power over Ethernetの略で、LANケーブルで電力を送る技術のことです。

PoEに対応していれば、LANケーブルへ接続するだけで電源は不要になります。

電源工事は資格が必要なこともあり、初心者にはハードルが高いです。

しかしPoEに対応していれば、LANケールのみ繋げばいいため初心者でも工事が簡単に実施できます。

電源を近くから取るのが難しい場合、PoE対応の防犯カメラなら効率的に設置が可能です。

選び方

PoE対応の防犯カメラは、近くに電源がない場所への設置に効果的です。

例えば「天井や屋根裏に防犯カメラを設置する場合」は、PoE対応の防犯カメラなら簡単に工事ができます。

なぜならLANケーブルを屋根裏に引き込めばいいだけだから。

電源工事をする必要のないPoE対応のカメラなら、簡単に防犯カメラを設置することができますね!

防犯カメラは目的に合わせて必要な機能を選ぼう!

[box05 title=”記事のまとめ”]

  1. 防犯カメラの機能は、目的にあわせて選ぶ
  2. 設置場所が決まらなければ、機能は選べない
  3. 機能を比較するなら、10個の機能を比べる

[/box05]

防犯カメラの機能は、映像を記録したい目的にあわせて選びましょう。

むやみに機能の多いカメラを選ぶ必要はありません。

大切なのは、「機能があれば目的は達成できるのか」と言う視点を持つことです。

とはいっても、防犯カメラの機能を知らなければ比較もできません。

そのためにはまずは押さえたい10の機能を理解しておきましょう!

もし1人で防犯カメラの設置を進めるのが大変なら、早めにプロの専門業者へ依頼してみてはいかがでしょうか?

相談は無料なので、1人で悩むよりも早く解決できる場合が多いです。

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