この記事では、店舗やオフィスへおすすめができる法人向けWi-Fiサービスについて、解説をしていきます。
【法人向けWi-Fi】選び方は?企業向けWi-Fiを選ぶ3つのポイント
これから店舗のオープンや、オフィスを開設するは、Wi-Fiを使いたいけどどうやって選んだらいいか分からない人が多いのではないでしょうか。
SNSの普及したことで動画を見る機会がどんどん増えたり、外国人旅行者の増加により、今や店舗にはWi-Fiは不可欠。
オフィスも生産性を高めるレイアウトにしたり、気軽にレイアウト変更ができるようにするために、Wi-Fiを使って社内LANを整えるのは効果が高い。
こうした店舗やオフィスに導入するWi-Fiを選ぶには、同時接続数、セキュリティ、サポートの3つがポイントになるんです。
また法人向けWi-Fiおすすめなのが、NTT東日本のギガらくWi-Fi、USENのU-SPOTです。この記事では店舗やオフィスに導入したい法人向けWi-Fiについて、選び方やおすすめなポイントについて、解説をしていきます。
- 店舗やオフィスに導入するWi-Fiの選び方が分かる
- おすすめな法人向けWi-Fiが分かる
法人向けWi-Fとは?
Wi-Fiには一般家庭で使うWi-Fi、そして店舗やオフィスに使う法人向けのWi-Fiがあるのをご存知でしょうか。
Wi-Fiへアクセスし、接続すればインターネットができるのはもちろんおなじ。でも法人向けのWi-Fiは、同時接続数、セキュリティ、サポートの3つについて違いがあります。
結論からお伝えすれば、同時接続数が多く、業務で使えるセキュリティを確保し、トラブル時のサポートが充実しているのが、法人向けのWi-Fiです。
Wi-Fiの同時接続数
Wi-Fiの同時接続数とは、Wi-Fiアクセスポイントへ接続した際に何台まで問題なく通信ができるかを表す数値。
一般的な家庭用のWi-Fiは、5台~10台程度の端末から同時に接続されることを想定し作られているため、店舗やオフィスなどのように10台、20台といった多い数の接続には対応していません。
一方、店舗やオフィスの法人向けWi-Fiは、機種によって50台、100台といった台数の同時接続が可能です。必要な同時接続数は利用用途によって様々ですが、一般的な家庭にある規模とは違う接続数が必要になります。
店舗やオフィスのWi-Fiを導入を検討される方は、実際に必要となる同時接続数を予め確認をしておきましょう。
Wi-Fiのセキュリティ
Wi-Fiのセキュリティについても、一般的な家庭用のWi-Fiと法人向けのWi-Fiは必要となる機能が違います。
店舗やオフィスの法人向けWi-Fiでは、お客様が来店された際に無料Wi-Fiとして提供される場合も多いはず。
その際に利用する光回線を業務用、お客様用と用途ごとに分けていれば問題ありません。しかし実際は、お客様と同一の光回線を使っている場合が多いのではないでしょうか。
そこで気になるのは、業務で扱う顧客情報等の重要情報を守るためのセキュリティ対策。
法人向けのWi-Fiでは、同一の光回線であってもWi-Fiが業務用、お客様用とWi-Fiを分けて運用してくれるため、大切な企業資産を守ってくれます。
お客様へ貸し出すWi-Fiを光回線から物理的に分けてしまえば問題ありませんが、業務用の光回線をお客様へ貸し出す場合、セキュリティ対策に注意する必要があるのを忘れないでください。
Wi-Fiのサポート
Wi-Fiのサポートは、店舗やオフィスにWi-Fiを導入する場合や、導入後にトラブルが発生した場合にサポートをしてくれます。
一見、同時接続数やセキュリティよりも、対して重要ではないように感じる方もいるかも知れません。しかし法人向けWi-Fiのサポートがあることで、大切な時間を節約できます。
光回線やWi-Fiなどの通信に詳しい方や、社内のSEや頼れる同僚がいれば不要かもしれません。
しかし得意分野ではない場合、導入やトラブル対応に手間取るのは苦痛ですし、いくらWi-Fiについて頑張って対応しても、Wi-Fiから売上や利益が生まれることはない。
Wi-Fiを導入する際は、トラブルが発生した際にすぐに頼れる問い合わせ先があるサービスを選ぶようにしましょう。
店舗やオフィスにおすすめの法人向けWi-Fiとは?
ここからは法人向けWi-Fiについて、具体的なサービスを3つご紹介します。
どれも法人向けとしてWi-Fiを提供しているため、既にお伝えした法人向けWi-Fiの特徴はもちろん、マーケティング機能や、故障時に機器を交換するセンドバック保守など十分な対応をしてもらえるサービスです。
ギガらくWi-Fi(NTT東日本)
ギガらくWi-Fiは、NTT東日本が提供する法人向けWi-Fiです。
ギガらくWi-Fiの主な特徴がこちら。
<ギガらくWi-Fiの特徴>
- 365日9時~21時のサポートが付く
- 社内LANと分けた来訪者向けインターネット
- 同時接続数は50台
- 初期費用は無料、月額2,000円~
NTT東日本がサポート付きWi-Fiと言うだけあり、サポート面を専用のヘルプデスクが対応してくれます。365日9時~21時まで対応してくれ、導入時や導入後の対応はばっちり。
端末への設定は全てヘルプデスクにて対応するため、設定は一切やる必要がありません。詳しい方は現場で設定する方が簡単かもしれませんが、ギガらくWi-Fiは全てヘルプデスクが対応するので、むしろ不便に感じるかも。
ギガらくWi-Fiは、社内LANと来訪者が使うSSIDを分けて、来訪者向けインターネットを提供しています。この場合、来訪者が業務用の情報を一切見ることができないように高いセキュリティを確保して、Wi-Fiをお客様へ提供します。
同時接続台数はギガらくWi-Fi1台あたり、50台の接続が可能です。ギガらくWi-Fiはカフェやレストランなどの飲食店はもちろん、オフィス用のWi-Fiとしても十分利用が可能です。
これらのサービスがなんと2,000円から利用できる魅力的なサービスです。
【ギガらくWi-Fi】プランの違いを徹底比較!おすすめも解説します
U-SPOT(USEN)
U-SPOTは、USENが提供する法人向けWi-Fiです。
U-SPOTの主な特徴はこちら。
- ルーター機能、プロバイダーを標準搭載
- 最大126台の同時接続が可能
- 業務用、お客様用を完全分離したセキュリティの高いWi-Fi
- 24時間365日オペレーターが対応、140以上のサポート拠点が支える
- 事前に訪問して、見積もり提示も可能
U-SPOTはルーター機能とプロバイダーを標準的に備えたサービスです。そのため光回線とU-SPOTさえあれば、すぐに利用が開始可能。他のWi-Fiよりも設定や管理が簡単な製品です。
同時接続数は126台まで。正確には「2.4GHz 63台、5GHz 63台」まで対応が可能です。
U-SPOTのサポートは、24時間365日オペレーターが対応し、140拠点がサポートしてくれます。
「電話だけのサポートだと不安」
「困ったらすぐに来てほしい」
こうした法人の方をサポートしてくれるのが、USENのU-SPOTです。
UQWiMAX(番外編)
ここまで店舗やオフィスにおすすめ出来るWi-Fiとして、NTT日本のギガらくWi-Fi、USENのU-SPOTを解説しましたが、「なんでもいいからすぐに使いたい」という人にはお勧めできません。
ギガらくWi-Fiも、U-SPOTも、光回線の工事が必要なため、どうしても手配してから1ヵ月~2ヶ月くらいかかってしまう。
もし急いでいる場合は、モバイルルーターを一度用意するのがおすすめ。UQWiMAXのモバイルルーターなら、申し込んで手元に届けば即日で利用が可能。店舗のオープンや、事務所の開設でバタバタしている際は、利用する価値ありです。
ただし、デメリットもあります。
UQWiMAXは2年、3年、4年の縛り期間があり、契約してから1ヵ月目~13か月目に解約した場合、19,000円の解約金が発生します。手軽に利用ができる一方で、解約するとそれなりの金額が掛かってしまう。
またUQWiMAXには、Wi-FiのSSIDを変更することができません。カフェやレストランなどで利用する場合、多くが「店舗名」をSSIDに含んでいます。こうした設定ができないので注意が必要です。
まとめ
この記事では店舗やオフィスにおすすめ出来るWi-Fiについて、解説をしてきました。
- 法人向けWi-Fiには、同時接続数、セキュリティ、サポートの3つがポイント
- 店舗やオフィスにおすすめなWi-Fiは、ギガらくWi-Fi、U-SPOT
- もし急いでいる場合は、UQWiMAXをいったん申し込む
実は店舗やオフィスにおすすめ出来る法人向けのWi-Fiサービスって、意外に多くないんです。
もちろんギガらくWi-FiやU-SPOT以外にも、ホテルや旅館などへWi-Fi環境を整えるサービスはありますが、事前調査や大がかりな工事を必要としていて、手軽に利用できるようなサービスではありません。
またこうしたWi-Fiには、専用の保守契約を結んでサポートする場合も多く、店舗やオフィスなどに利用するには、少々高額になりがちです。
店舗やオフィスにWi-Fiを導入するなら、ギガらくWi-FiかU-SPOTを申しもむ。時間がなければUQWiMAXがおすすめです。